おはようございます。まずは、原油と金の市況から。
週末20日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、中東情勢悪化に対する警戒感が強まる中、供給不足に陥るとの懸念を背景にした買いが膨らみ、NY原油7月物は前日終値比2.69ドル高の1バレル=134.62ドルに反発して取引を終えた。米紙ニューヨーク・タイムズが前日夜、イスラエル軍が今月初めにイランの核施設攻撃を想定した大規模軍事演習を実施したと報道。地政学的リスクが改めて意識され、中東産原油の供給体制に対する懸念が強まった結果、相場は一時136.80ドルまで上伸。ドル安も下支え要因になった。しかし、サウジアラビアが日量20万バレルの増産計画を正式に発表したため、当面の需給逼迫(ひっぱく)警戒が弱まった。これを受けて、売り圧力も強く、131.19ドルの安値をつけるなど、振幅の激しい展開になった。

イスラエル軍が大規模演習、イラン核施設爆撃をにらんだ動きか=米紙
6月19日、ニューヨーク・タイムズ紙によると、イスラエルが今月、大規模な軍事演習を実施。写真はイスラエル南部の基地で演習する兵士(2008年 ロイター/Baz Ratner)
週末20日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、原油相場の反発やドル安を眺め買いを集めた後、利食い売りが出て、中心限月8月物は1オンス=903.70ドルと前日終値(904.20ドル)比0.50ドル安とほぼ変わらずで終了した。日中取引レンジの安値は901.60ドル、高値は910.00ドル。フューチャー・パス・トレーディングのアナリスト、フランク・レシュ氏は、「ファンド筋が中心の取引だった。ドル安、原油相場の反発を眺め、早い段階では買いが優勢だったが、引けにかけて利益確定の動きが活発化した。原油相場が振幅の激しい動きを続けていることから、金市場では以前ほど材料視されにくくなった。双方の連動性は薄れつつある」と述べた。来週の見通しについては、「連邦公開市場委員会(FOMC)では金利据え置きになるとの見方が大勢だが、声明内容を待ち、様子見気分が強くレンジ取引にとどまろう」と述べた。
各マーケットの動き
NYダウ 11842.69ドル(ー220.4ドル)
CRB指数 455.38(+6.25)
ユーロ・ドル 1.5606ドル(+0.01ドル)
ドル・円 107.27円(−0.75円)
NY金 903.7ドル(ー0.5ドル)
NY白金 2062.4ドル(+6.6ドル)
NY原油 134.62ドル(+2.69ドル)
シカゴコーン 755.5セント(ー6.0セント)
シカゴ大豆 1509セント(−12.5セント)

OPECへの増産要求は「非論理的」─ヘリル議長=アルジェリア国営通信
6月20日、国営アルジェリア通信によると、OPECのヘリル議長(写真)は原油消費国による増産要求は「非論理的で不合理」との見解を示した。昨年4月撮影(2008年 ロイター)
石油輸出国機構(OPEC)のヘリル議長はAPSとのインタビューで「OPEC加盟国に産油量を増やすよう要求することは非論理的で不合理だ」と述べた。産油国と消費国は22日、サウジアラビアで緊急閣僚会合を開催する。議長は「(サウジアラビアでの)会合は、現在の原油高要因に関する見解を明確にする」と語った。そのうえで、投機や地政学的緊張、製油所の稼働率が制限されていることが、原油価格高騰の「最も重要な要因」との見方を示した。また、緊急会合でOPECによる決定が下されることはないと示唆した。「わたしはアルジェリアのエネルギー・工業相として会合に招待されているので、OPECにおける立場としての責務はない」と述べ、会合に参加するOPEC加盟国はそれぞれの見解を示すだろうと付け加えた。
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2008⁄06⁄21 12:00 カテゴリー:未分類 comment(0) trackback(0)
週末20日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、中東情勢悪化に対する警戒感が強まる中、供給不足に陥るとの懸念を背景にした買いが膨らみ、NY原油7月物は前日終値比2.69ドル高の1バレル=134.62ドルに反発して取引を終えた。米紙ニューヨーク・タイムズが前日夜、イスラエル軍が今月初めにイランの核施設攻撃を想定した大規模軍事演習を実施したと報道。地政学的リスクが改めて意識され、中東産原油の供給体制に対する懸念が強まった結果、相場は一時136.80ドルまで上伸。ドル安も下支え要因になった。しかし、サウジアラビアが日量20万バレルの増産計画を正式に発表したため、当面の需給逼迫(ひっぱく)警戒が弱まった。これを受けて、売り圧力も強く、131.19ドルの安値をつけるなど、振幅の激しい展開になった。

イスラエル軍が大規模演習、イラン核施設爆撃をにらんだ動きか=米紙
6月19日、ニューヨーク・タイムズ紙によると、イスラエルが今月、大規模な軍事演習を実施。写真はイスラエル南部の基地で演習する兵士(2008年 ロイター/Baz Ratner)
週末20日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、原油相場の反発やドル安を眺め買いを集めた後、利食い売りが出て、中心限月8月物は1オンス=903.70ドルと前日終値(904.20ドル)比0.50ドル安とほぼ変わらずで終了した。日中取引レンジの安値は901.60ドル、高値は910.00ドル。フューチャー・パス・トレーディングのアナリスト、フランク・レシュ氏は、「ファンド筋が中心の取引だった。ドル安、原油相場の反発を眺め、早い段階では買いが優勢だったが、引けにかけて利益確定の動きが活発化した。原油相場が振幅の激しい動きを続けていることから、金市場では以前ほど材料視されにくくなった。双方の連動性は薄れつつある」と述べた。来週の見通しについては、「連邦公開市場委員会(FOMC)では金利据え置きになるとの見方が大勢だが、声明内容を待ち、様子見気分が強くレンジ取引にとどまろう」と述べた。
各マーケットの動き
NYダウ 11842.69ドル(ー220.4ドル)
CRB指数 455.38(+6.25)
ユーロ・ドル 1.5606ドル(+0.01ドル)
ドル・円 107.27円(−0.75円)
NY金 903.7ドル(ー0.5ドル)
NY白金 2062.4ドル(+6.6ドル)
NY原油 134.62ドル(+2.69ドル)
シカゴコーン 755.5セント(ー6.0セント)
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OPECへの増産要求は「非論理的」─ヘリル議長=アルジェリア国営通信
6月20日、国営アルジェリア通信によると、OPECのヘリル議長(写真)は原油消費国による増産要求は「非論理的で不合理」との見解を示した。昨年4月撮影(2008年 ロイター)
石油輸出国機構(OPEC)のヘリル議長はAPSとのインタビューで「OPEC加盟国に産油量を増やすよう要求することは非論理的で不合理だ」と述べた。産油国と消費国は22日、サウジアラビアで緊急閣僚会合を開催する。議長は「(サウジアラビアでの)会合は、現在の原油高要因に関する見解を明確にする」と語った。そのうえで、投機や地政学的緊張、製油所の稼働率が制限されていることが、原油価格高騰の「最も重要な要因」との見方を示した。また、緊急会合でOPECによる決定が下されることはないと示唆した。「わたしはアルジェリアのエネルギー・工業相として会合に招待されているので、OPECにおける立場としての責務はない」と述べ、会合に参加するOPEC加盟国はそれぞれの見解を示すだろうと付け加えた。
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